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#4 投資初心者がまずやるべき3ステップ

投資

投資の必要性はわかっているけれど、「何から始めたらいいかわからない」「損するのが怖い」と感じて、結局何もできていないという方は多いのではないでしょうか。私もシステムエンジニアとして働く中で、複雑な投資の世界を前に立ちすくんだ経験があります。しかし、投資は特別なスキルではなく、正しい順序と仕組みさえ作ってしまえば、誰でも安全に進められるものです。この記事では、私がサイドFIREを目指して実践した「投資初心者がまずやるべき3つのステップ」を、論理的な手順に分けて詳しく解説します。


1. 家計の見直し

現状把握:支出の「見える化」から始める

投資を始める前の最初のステップは、自分の家計の「現状把握」です。どこにどれだけお金を使っているかを把握しなければ、投資に回すお金(種銭)がいくらあるのか、また、どれだけ節約できるのかがわかりません。私はSEなので、まず現状のデータ分析から始めるのが最も効率的だと考えました。

家計簿アプリやクレジットカードの利用明細を連携させ、「支出の見える化」からスタートしましょう。手書きの家計簿にこだわる必要はありません。大切なのは、毎月の収入と支出を正確に把握することです。 これを実行すると、誰もが必ず「無駄遣い」に気づきます。例えば、使っていないサブスクリプションサービス、高すぎる携帯電話の料金プラン、毎日のコンビニコーヒー代などです。これらの無駄を見つけることが、投資資金を捻出するための最初の、そして最も重要な作業になります。家計の見直しは、利回り100%以上の最強の投資だと言っても過言ではありません。

投資資金捻出の絶対条件:固定費の削減

支出を「変動費」と「固定費」に分けたとき、投資資金の捻出に最も効果的なのは「固定費」の削減です。変動費(食費や娯楽費)を節約するのは精神的な我慢が必要で、長続きしません。一方、固定費(家賃、通信費、保険料など)は一度見直せば、その効果が毎月継続します。

私の場合は、特に通信費と保険料の見直しが効果的でした。それまで大手キャリアで月8000円ほど払っていましたが、格安SIMに乗り換えることで月2000円台にまで削減できました。その差額6000円は、毎月自動的に投資資金へと回されます。さらに、不要な生命保険や医療保険を見直すことで、年間数万円の節約になりました。投資は毎月の積み立てが基本ですから、一度きりの努力で継続的な効果を生む固定費の削減に全力を注ぎましょう。これが、無理なく投資を続けるための土台となります。

投資の準備金:生活防衛資金の確保

家計を見直して無駄を削り、投資に回すお金ができたとしても、すぐに全額を投資に回してはいけません。投資にはリスクがあり、数年単位で資産がマイナスになることもあります。そんな時、急な入院や失業などで現金が必要になったら、資産をマイナスの状態で売却せざるを得なくなります。これは最も避けたい事態です。

そこで、投資を始める前に必ず確保しておきたいのが「生活防衛資金」です。これは、万が一収入が途絶えても、生活を維持できるだけの現金の貯蓄を指します。目安としては、「生活費の6ヶ月分から1年分」を高金利のネット銀行の普通預金など、すぐに引き出せる場所に置いておきましょう。私の場合、月20万円の生活費なので、120万円から240万円を目標にしました。この資金があることで、市場が暴落しても「これは非常時の現金があるから大丈夫」と冷静に投資を継続できる、精神的な安定剤にもなります。


2. 少額で始める投資

ネット証券口座の開設:手数料で損をしないために

家計の準備が整い、生活防衛資金も確保できたら、いよいよ投資を始めるステップです。まず必要なのは、証券口座を開設することです。銀行でも投資信託は買えますが、銀行の窓口で販売されている商品は手数料が高い傾向にあります。投資の利益を最大化するためには、手数料が極めて安い「ネット証券」を選びましょう。

楽天証券やSBI証券といった大手ネット証券であれば、取引手数料は無料か、非常に安価です。口座開設はオンラインで簡単にでき、スマートフォンで本人確認書類をアップロードするだけで手続きが完了します。口座開設には数日かかりますので、家計の見直しと並行して進めても良いでしょう。口座を開設するだけではお金は減りません。「開設すること」を最初のゴールと設定すれば、心理的なハードルはぐっと下がります。

投資商品選び:王道の「インデックスファンド」を選ぶ

証券口座が開設できたら、次に悩むのが「何を買うか」です。初心者が陥りがちなのが、一発逆転を狙って個別株やレバレッジ商品に手を出すことです。これらはハイリスクであり、私たち長期投資を目指す初心者には向きません。

私のようなシステムエンジニアは「再現性」と「効率」を重視します。投資の世界で最も再現性が高く、専門知識が不要な王道が「インデックスファンド」への投資です。これは、日経平均株価や米国のS&P500といった特定の指数と同じ値動きを目指す投資信託のことです。世界の経済成長に合わせて資産が増えていくため、長期で見れば高い確率でプラスのリターンが期待できます。具体的な商品名としては、「eMAXIS Slim全世界株式」や「S&P500に連動する投資信託」など、手数料(信託報酬)が安い商品を選びましょう。

損してもOKな金額からスタート:ポイント投資のススメ

投資を始める際の金額は、「なくなっても後悔しない」と思える少額からスタートするのが鉄則です。最初は月5000円や1万円からで十分です。大切なのは、金額ではなく「投資を始める」という行動と「市場の値動きを体験する」ことです。

どうしても現金を使うのが怖いという方には、買い物で貯まったポイントを使った「ポイント投資」がおすすめです。楽天証券なら楽天ポイント、SBI証券ならVポイントといった具合に、貯まったポイントを1ポイント=1円として投資に回せます。元手は実質ゼロなので、リスクゼロで投資体験を始められます。ポイント投資で「お金が増える(減る)感覚」を掴み、慣れてきたら徐々に現金の積み立て額を増やしていくのが、心理的負担の少ない効果的な始め方です。


3. 長期投資の仕組み化

NISAとiDeCoの非課税制度の活用

投資を始めたら、その利益を最大化するために、国の非課税制度をフル活用します。それが「NISA(少額投資非課税制度)」と「iDeCo(個人型確定拠出年金)」です。

NISAは、投資で得た利益(配当金や売却益)が非課税になる制度です。特に「つみたて投資枠」は、初心者向けの長期積立に適した商品が厳選されています。iDeCoは、掛け金が全額所得控除になり税金が安くなるメリットがありますが、原則60歳まで引き出せない制限があります。NISAはいつでも売却できる流動性があり、iDeCoは節税効果が大きい代わりに強制貯蓄になります。この二つの制度を、目的に合わせて併用することで、税金で損をすることなく効率的に資産を増やしていく仕組みを作ります。

積立設定:ドルコスト平均法を味方につける

投資の仕組み化で最も重要なのが、「積立の自動化」です。これは、毎月決まった日に、決まった金額を自動で買い付ける設定のことです。この自動積立により、私たちは「ドルコスト平均法」という強力な武器を無意識のうちに使うことができます。

ドルコスト平均法とは、価格が高いときには少なく、価格が低いときには多く買い付けることになるため、平均購入単価を下げられるという効果があります。感情で「今が底だ!」と判断して一度に大金を投じるよりも、毎月淡々と積み立てる方が、長期的なリスクを抑え、安定したリターンを得やすいことが統計的に示されています。投資は感情で行うものではなく、システム的に行うものです。一度自動設定をしたら、あとは放置する。これが最も簡単で、最も効果的な方法です。

「放置」の重要性:市場に感情で介入しない

自動積立の設定を終えたら、次にやるべきことは「何もしないこと」です。市場は毎日変動し、ニュースでは「暴落か」「バブルか」といった不安や期待を煽る情報が流れます。しかし、長期投資において、日々の価格変動はノイズでしかありません。

多くの個人投資家が失敗する最大の原因は、「感情」に負けてしまうことです。価格が下がると怖くなって売ってしまい、価格が上がると乗り遅れまいと高値で買ってしまう。この行動が、投資の失敗パターンです。私はSEなので、データに基づいて判断しますが、長期投資のデータは「継続して市場に居続けた人」が最終的に勝つことを示しています。市場が下がったときこそ、自動積立の設定通りに安く仕込めるチャンスだと考え、「システム」を信じて淡々と放置を続けることが、成功への鍵となります。


4. 挫折しないコツ

ゴール設定の明確化:FIRE後の人生を想像する

投資を始めたものの、数ヶ月で挫折してしまう人の多くは、「何のために投資をしているのか」というゴールが曖昧です。「老後のため」だけでは、モチベーションは維持できません。私のように「〇年後にサイドFIREを達成して、週3日だけSEの仕事をする」といった、具体的な目標を立てることが大切です。

ゴールが明確であれば、市場が暴落したときも、「これはFIREを遠ざけるものではない、バーゲンセールだ」と前向きに捉えられます。まずは、お金の不安から解放されたら何をしたいか、どんな暮らしをしたいかを具体的にイメージしてみてください。旅行、趣味、家族との時間、ボランティア。その実現に必要な金額をFIREナンバー(年間支出の25倍など)として設定し、その数字に向けて努力することが、モチベーションを維持するエネルギーになります。

損益チェックは月に一度だけ:一喜一憂しない方法

日々の値動きに一喜一憂することは、精神的な疲弊を招き、冷静な判断力を奪います。投資の目的は長期的な資産形成であり、今日明日の株価ではありません。

挫折しないためのコツは、「投資用アプリの通知をオフにする」「損益チェックは月に一度、給与明細や家計簿を見るタイミングと一緒にする」など、意図的に情報から距離を置くことです。私の場合は、毎月決まった日に証券口座を開き、積立が実行されているかを確認する程度に留めています。毎日チェックして資産が減っているのを見るのは、精神衛生上良くありません。市場から距離を置くことで、私たちは長期投資に必要な「時間」を味方につけることができるのです。

知識のアップデート:読書と情報収集の習慣化

投資の世界は変化し続けます。特に、新NISA制度のように、制度が改正されることもあります。一度設定したら放置で良いとはいえ、最低限の知識は常にアップデートしていく必要があります。

おすすめは、良質な金融系の書籍を読むことや、信頼できるファイナンシャルプランナーやブロガーの情報を定期的にチェックすることです。間違った情報に惑わされないためにも、情報を鵜呑みにするのではなく、その根拠を自分で調べて納得する習慣をつけましょう。これは、SEとして新しい技術を学ぶのと似ています。少しずつでも知識を積み重ねていくことで、詐欺や高額な金融商品に引っかかるリスクを減らし、自信を持って投資を継続できるようになります。


まとめ

投資初心者がまずやるべきことは、難しい銘柄分析ではありません。土台作りと仕組み化です。

  1. 家計の見直し: 固定費を削減し、生活防衛資金を確保する。
  2. 少額で始める投資: ネット証券を開設し、少額で王道のインデックスファンドを買い始める。
  3. 長期投資の仕組み化: NISA/iDeCoを活用し、自動積立で市場に居続ける。

この3つのステップを忠実に実行するだけで、あなたは大多数の個人投資家よりも有利なスタートラインに立つことができます。今日が、あなたの人生の主導権を取り戻す最初の日です。まずは家計簿アプリのダウンロードや、ネット証券の口座開設から始めてみませんか。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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